ハッピーエンド確定です、張り切っていきましょ~。
完全ネタバレバージョンで参りたいと思いますので、自力で見ようという方は「つづきはこちら」を押さないでくださいね。
面倒な事になっているなと、現れたのは有馬さんだった。
後継者候補揃い踏みです。
悠里ちゃんは、まだ有馬さんがどちらの側なのかわからない様子。
そんな中、突然書類やレコーダーを出す有馬さん。
それを見た真澄さんや重役達の顔色が変わる。
中身は、裏工作の報告書や、重役達の後継者候補擁立時の会話の録音などだと言う。
法的にはなんのお咎めもない証拠書類たちだけれど、厳格なおじいさまにこれが知れたらどうなるんだろな?と脅しをかける有馬さん。
有馬さんが、やくざに見える瞬間です(笑)。
でも、有馬志信ファンとしましては、すごいしゃべってくれるので嬉しいんですが、なんだか語尾とかがおかしい・・・・。
有馬さんルートでは、もっときっちり話してた様な気がするんですけど、崩しすぎじゃ?
めちゃくちゃしゃべってくれる有馬さん、総司さんのひみつも喋りそうになりますが、ここは自重できたようですにゃ。
そして、沈黙を守っていた真澄さんが喋りだす。
とぅびぃこんてぃにゅー
[6回]
第12話:初恋フォーエバー!01
「なんか面倒なことになってるな(by有馬志信)」
突然現れた志信さんの存在を、私はどう受け止めていいのかわからなかった
この人達と一緒に総司さんを追い込むつもりか、それとも・・・・・・
「志信・・・・・・」
「おまえは、だからワンマンはよくないって言ってたんだよ」
「・・・・・そうだな」
「志信様、なぜここに?」
「なんか、俺が知らないところでおもしろそうなことが起きてるって聞いてな。これだけぞろぞろ、重役ばっかりが会社に入っていけば、嫌でも目につくだろ」
総司さんは、じっと有馬さんを見つめていた
その表情には、一点の曇りもない
(総司さん・・・・有馬さんのこと、信じてるの?)
有馬さんもまた、総司さんを見る
そしてその瞳は、総司さんのものと同じだった
「これ、なんだと思う?」
第12話:初恋フォーエバー!02
突然、有馬さんが書類とレコーダーのようなものを取り出す
ちらりとそれを目にした白金真澄や他の人達の顔色が変わった
「おまえ・・・・」
「こっちの書類は、あんたが村瀬冬太を雇った時の写真と報告書。これは、俺に後継者候補の話を持ちかけてきた時の、あんたらとの会話と あと、さっきまでこの部屋で繰り広げられていた会話も完全に撮れてるから」
「なんだって!?」
「こういうのは法律的にはなんの証拠にもならないが、あんた達のじいさんに持っていったらどうなるだろうな?」
その場の空気が、がらりと変わった
白金真澄も冬太くんも、そして他の人達も・・・・
これまでの立場が逆転してしまったとことを、はっきりと悟ったようだ
第12話:初恋フォーエバー!03
「おまえのことだから、外で誰かを待たせているんだろう?おまえから連絡がなければ警察に・・・・とでも保険をかけているか?」
「残念ながら伊達に夜の世界で生きてきたわけじゃない サツは嫌いなんだ。だが、この報告書や会話の原本は、俺に何かあればおまえのじいさんに渡るようにしてある。」
「ここでの会話はこれにしか入っていないが、まあ、じいさんを納得させるには充分だろ」
「有馬さんは・・・・・総司さんの味方だったんですね」
「俺は最初からこいつの敵に回るつもりなんてなかったからな。おまえだって、ちゃんとわかってただろ?」
「ああ・・・・俺達が異父兄弟だとわかっても、それ以前に親友だ」
総司さんが、心からの笑顔を有馬さんに向ける
第12話:初恋フォーエバー!04
「ったく、おまえはもうちょっとうまく立ち回れ。仕事に関しては鬼になりすぎだ。だから敵も増える」
「ああ・・・・・・そうだな」
「ま、こういうアドバイスをするには、俺ももうお役ごめんだろうけどな」
「え?」
「悠里ちゃんの言うことなら、なんでも聞くだろう、総司は」
「ど、どうしてですか?」
「そりゃ、総司にとって悠里ちゃんは、ずっと探してた・・・・・」
「志信!」
「あー、悪い悪い。これはおまえから言わなきゃダメか。さて、その前に一仕事だろ?」
「ああ」
2人が、白金真澄や他の人達に向き合う
第12話:初恋フォーエバー!05
「悪いが、俺は白金グループの後継者になるつもりはない。ガラでもねえしな」
「おまえ達がこれまでにしてきたことは、志信が言った通り、こいつの手元にある。どうする?俺は別に、後継者が決まるまで正々堂々と勝負を続けてもいいが」
「くっ・・・・」
「志信様、なぜ・・・・・」
「何がだ?」
「白金グループのトップに立てば、全てが手に入るのに」
「俺は自分の手で手に入れたものしか信じない。それに、こっちの世界を何も知らない俺ならいいように操れる、と思われるのはまっぴらだ」
(有馬さん、気づいてたんだ・・・・自分が利用されてるってこと)
「俺は・・・・・」
やがて、白金真澄がゆっくりと口を開く。私達は、その返事を待った。
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